業種名:化粧品会社 手法:インターネットリサーチ
案件:インターネット通販事業強化のための情報収集

業種名:製菓会社 手法:グループインタビュー
案件:斬新なコンセプトによる新製品の開発

これまで市場になかった、斬新なコンセプトの新製品開発を目指している製菓会社などでは、「新コンセプトが市場に受け入れられるのか(売れるか)」「ターゲット層(年齢・性別等)が正しいか」などを検証することがリサーチに求められます。また、判明したターゲットへの「効果的なアプローチ手法は何か」についての情報も収集します。
新製品を開発する際、多くの企業では、グループインタビューを行います。想定されるターゲット層に含まれる調査協力者をリクルーティングし、会場に来ていただきます。そして、「年齢」「性別」などでグループに分け、試作品を使ってもらった上で、グループごとに意見を交わしてもらうのです。
の結果から「検証した内容が正しい」となれば、製品開発をコンセプト通りに進めることができ、多少の違いがあった場合でも、改善の方向性が見えてきます。
また、協力者の発言の中には、製品の仕様に関するアイデアが含まれている場合もあるので、それらを活かせばより良い製品開発が期待できます。
業種名:旅行会社 手法:インターネットリサーチ
案件:Webサイトへのアクセス増のための情報収集

宿泊手配や旅行情報収集などの手段がインターネットに移行した現在、旅行会社にとって「自社Webサイトへのアクセスを増やすこと」が目標だといえます。そのため、常に自社のWebサイトへの評価を確認し、消費者が望む情報やコンテンツを提供しなければなりません。
そこで必要となるリサーチは、「自社サイトの良さ・悪さを把握すること」「競合他社サイトの良さを把握すること」「改善点を見つけ出すこと」などであり、さらには、その結果から良質なサービスやコンテンツを生み出すことです。
このようなケースでは、まずWebアンケートを行うとよいでしょう。「年齢」「性別」「居住エリア」「年収」などの条件を組み合わせて調査対象者をバランスよくリクルーティングします。また、1000人規模のリサーチも低コスト、短期間で可能のため、幅広い消費者からの意見を収集するのに有効です。
質問には、「使いやすさ」「デザイン」「料金」「情報内容」「情報量」「格安チケット&ツアー」など、課題に対する具体的な質問を用意することで、自社サイトの良し悪しが明確に示され、改善点が浮き彫りになるでしょう。
業種名:自動車販売会社 手法:ミステリーショッパー
案件:自動車販売会社

自動車販売会社などの展示スペースを持つ企業では、多くの場合、集客イベントを行っています。しかし、来場者が「実際にどのように感じているのか」を把握することは難しく、アンケート用紙を渡しても、なかなか記入してもらえません。また、記入を強制するわけにもいかないため、回収率が著しく低くなってしまうことも課題です。
このようなケースには、「ミステリーショッパー」が向いています。これは、「覆面調査」とも呼ばれるリサーチ手法で、調査する人(調査協力者)が実際に客として現場に足を運び、そのときに感じた印象やそれによって購入の意思がどのように変化したかなどをレポートします。
まずは、(事前に行う)予備調査で「居住エリア」や「購入の意思」「車種」「予算」などを確認しながら、適正な調査協力者を選別します。それは、購入の意思を持たない人が調査しても良質の回答を得ることができないからです。その上で本調査として現地へ向かいますが、その際、スタッフには、誰が調査協力者かを伏せておきます。数日すると、調査協力者からのレポートがまとまり、集客のための課題が明確になります。
業種名:生活家電メーカー 手法:「デプスインタビュー」は、調査対象者とインタビュアー(モデレーター)による1対1の面談式のインタビューで、「パーソナル・インタビュー」とも呼ばれます。特に個人の深層心理や感情、考えなどを聞き取るときに有効で、知らない人と話すのがためらわれるような内容であっても、じっくりと聞き出せるメリットがあります。たとえば、生活家電メーカーが「主婦向けの新製品」を開発中の場合、ターゲットとなる「既婚女性」をリクルートします。その際、「年齢」や「仕事をしているか」「世帯年収」などの条件を指定すると、それぞれの条件による意見の違いも分かります。 会場に来ていただいた調査対象者には、実際に製品を使用してもらい使用感を聞きます。また、すでに販売されている自社製品や自宅で使用中の製品、場合によっては競合他社との比較なども行うことができます。 デプスインタビューでは、たとえ大きな問題点は表面化しなくても、改善点が必要なことが判明しやすく、機能面でのアイデアが提供されることもあります。
案件:製品(開発中)のユーザビリティ向上のための情報収集

「デプスインタビュー」は、調査対象者とインタビュアー(モデレーター)による1対1の面談式のインタビューで、「パーソナル・インタビュー」とも呼ばれます。特に個人の深層心理や感情、考えなどを聞き取るときに有効で、知らない人と話すのがためらわれるような内容であっても、じっくりと聞き出せるメリットがあります。たとえば、生活家電メーカーが「主婦向けの新製品」を開発中の場合、ターゲットとなる「既婚女性」をリクルートします。その際、「年齢」や「仕事をしているか」「世帯年収」などの条件を指定すると、それぞれの条件による意見の違いも分かります。
会場に来ていただいた調査対象者には、実際に製品を使用してもらい使用感を聞きます。また、すでに販売されている自社製品や自宅で使用中の製品、場合によっては競合他社との比較なども行うことができます。
デプスインタビューでは、たとえ大きな問題点は表面化しなくても、改善点が必要なことが判明しやすく、機能面でのアイデアが提供されることもあります。
基礎化粧品などを主力製品としている化粧品会社が、インターネット通販事業を強化することで、あらたな顧客層の獲得を目指すような場合があります。この状況でのリサーチの目的は、「自社ブランドの現在の認知度を把握すること」「現状の製品に対するイメージを把握すること」「購入動向(必要な成分や価格帯について)を知ること」「インターネット通販の利用状況を理解すること」などが考えられます。
たとえば、その会社の主力製品が「高価格」で、顧客層も「40~60歳代が中心」ならば、新しいターゲットの「全国の20~39歳」、「女性」「インターネット通販で基礎化粧品の購入経験がある人」などをリサーチの対象者とします。
その結果として、自社の仮説よりも「製品に対する評価は高いが、価格が高い」というイメージが強ければ、低価格帯の新製品投入やインターネット通販用の新ブランド立上げなどが考えられます。同時に、価格や製品に求める内容、成分などについて質問すれば、「試し買い可能な価格帯」や「インターネット通販専用製品の仕様」などのヒントを得ることもできるでしょう。